ウォータージェット加工
ウォータージェット切断加工機ではありとあらゆる材質の切断加工が可能です。
そのためCFRP(炭素繊維複合材)やGFRPなどの各種複合材、インコネルやチタンを始めとする難加工金属、各種セラミックスや断熱材など一般的には加工が難しいとされる難削材において、特にその威力を発揮します。
複合材 | CFRP(カーボン繊維複合材),GFRP(ガラエポ),その他各種複合材 |
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金属 | アルミ,ステンレス,工具鋼,炭素鋼,焼入れ鋼,耐摩耗鋼板,インコネル,アロイ,タングステン,チタン,ニッケル,など多数 |
セラミックス | SIC,高純度アルミナ,ボロンカーバイト,窒化ケイ素,フェライトなど多数 |
樹脂 | ABS,PE,MCナイロン,アクリル,塩ビ,ゴム,スポンジ,ウレタン,など多数 |
その他 | ガラス,御影石,タイル,耐熱レンガ,DVDプレイヤー,シャワーノズル,携帯電話,その他各種アッセンブリー品 |
弊社のウォータージェット切断加工機には、材質や板厚等の諸条件によって切断ノズルの傾斜角度や切断速度をコントロールするシステムが備わっております。(ダイナミック機能)
その結果、従来のウォータージェット切断加工機では必ず問題となっていた切断面のテーパを解消することができ、垂直で良好な切断面を実現することが可能となりました。
ダイナミック機能は、材質・板厚など各諸条件に左右されることなく、良好な切断面を得られる機能です。切断加工でお困りごとがございましたら、まずはお気軽にご相談ください。
ウォータージェット切断加工では、加工中に熱をほとんど発生させません。
そのため、燃える、溶ける、といった症状はもちろん、変質や変色といった症状も起こりません。また切断加工中に熱を発生させないため、加工後の歪みや反りなどの加工応力を最小限に留めることが可能です。
メリット | 熱によって材料が溶けないため、鋭角な形状も自在に加工ができる。 |
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「焼き」が入らないため、二次加工を行い易い。 | |
焦げ色がつかないため、美粧性に優れる。 | |
変質・変色がないため、アッセンブリー品の内部監察に適している。 |
厚板加工もウォータージェット切断加工の得意とするところです。
他の工作機械では時間が掛かってしまう厚みでもウォータージェット切断加工であれば、加工時間を短縮することが可能です。
弊社では、SS400の160mm厚を切断した実績もございます。
また逆に薄板加工でも効果を発揮し、過去には20μm(20/1000mm)の材料を切断した実績がございます。
ウォータージェット切断加工の切断幅は約1.1mmとなり、小穴加工や微細加工,複雑形状の加工に適しています。
諸条件にもよりますが、2mm幅の長穴加工やφ3.0の小穴加工も可能です。
また切断幅が約1.1mmと細いため、素材を無駄なく活用することも可能です。そのため、材料歩留まりの向上や材料費の削減に大きく貢献致します。
【材質】 左:CFRP(t15.0) 右:GFRP(t15.0)
【材質】 カーボンセラミックス(38mm厚)
【加工内容】ブレーキローターへの穴あけ追加工(90-φ6)
【材質】 インコネルφ80丸棒 輪切り
【材質】 左下:チタン(t10.0) 右上:A5052(t20.0) 右下:SUS304(t25.0)
【材質】 CFRP(t15.0) 切削加工品
【材質】 木材(パイン/t30.0)
【材質】 MDF(t30.0)
【材質】 婦人用ブーツ
【材質】 電子部品(アルミ&銅の複合材)
【材質】 スポンジ(t20.0)
【材質】 SUS304(丸棒) φ60×L145 追加工
【材質】 ガラス(t15.0)
【材質】 ウレタンゴム(t10.0)
【材質】 天然大理石(t20.0)